
投資というと「株式」や「投資信託」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実はもう一つ人気のある投資先があります。
それがREIT(リート)です。
名前は聞いたことがあるけれど、
「仕組みが難しそう」「不動産ってお金持ちしか投資できないんじゃないの?」
と感じている方も多いかもしれません。
今回はそんなREITとは何か、
どんな特徴やメリット・デメリットがあるのかを
分かりやすく解説していきたいと思います!
REITとは?
REITは、「Real Estate Investment Trust(不動産投資信託)」の略称です。
簡単にいうと、みんなのお金をまとめて不動産に投資し、
そこで発生した収益をみんなに分配する仕組みです。
通常、不動産投資といえばマンションを1室買ったり、
アパート経営をしたりというイメージですが、
数百万円から数千万円単位のお金が必要になります。
しかしREITなら、投資信託と同じように1万円前後から投資できます。
運用するのは専門の不動産会社。
通常不動産投資は家やマンションなどですが、
REITなら本来高額で一般庶民が到底手を出せないような、
オフィスビル、ショッピングモール、ホテル、物流施設などの購入が可能です。
そしてその利益を、投資家に配当金として分配するという流れです。
REITの種類
REITにはいくつかの種類があります。
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オフィス特化型
大都市のオフィスビルに投資。景気の動向を受けやすいですが、安定した賃料が期待できます。 -
住宅特化型
マンションや賃貸住宅に投資。日常的な需要があるため比較的安定しやすいです。 -
商業施設型
ショッピングモールやスーパーなどに投資。景気の変動や消費行動の影響を受けやすいですが、賃料は大きめ。 -
ホテル型
観光や出張需要に支えられる一方、コロナ禍のような外的要因で収益が大きく揺れることもあります。 -
総合型
オフィス・住宅・商業施設などをバランスよく組み合わせて投資するタイプ。リスク分散が特徴です。
これらから投資者がどのREITに投資するかで、どの分野の不動産投資をするかが変わっってきます。
REITのメリットとデメリット
REITにはこれらのメリットがあります。
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少額から始められる
1万円程度から投資でき、不動産投資のハードルが下がります。 -
分配金が期待できる
REITは法律上、利益の90%以上を分配する義務があります。そのため利回りが比較的高く、3〜5%程度の配当を受け取れる銘柄も多いです。 -
専門家が運用してくれる
個人で物件選びや管理をする必要がなく、プロが運営してくれる安心感があります。
ただし、このようなデメリット、リスクもあり、
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価格変動リスク
株価と同じように市場で売買されるため、景気の悪化や金利上昇などで価格が下がることがあります。 -
不動産市況の影響
オフィス需要の減少や観光客の減少など、特定の市場が冷え込むと収益に直結します。 -
金利上昇リスク
REITは借入金を使って物件を買うことが多いため、金利が上がると経営コストが増え、利益が減ることもあります。
このようなリスクがある事には注意が必要です。
REITはどんな人に向いている?
REITは、株式の値上がり益よりも「毎年コツコツ配当を得たい」という人に向いています。特に以下のような人におすすめです。
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銀行預金より少しでも利回りを増やしたい人
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不動産投資に興味はあるけれど、大きな資金を用意できない人
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分配金を定期的に受け取り、投資のモチベーションを保ちたい人
- 株式や債券だけでなく、ポートフォリオに不動産の要素を加えて分散したい人
そのため、まとまった貯金を配当目当てに投資するという使い方や、
毎月ちょっとずつ配当を積み重ねている、という安心感を求める人にはいいかもしれませんね。
ただし、長期投資にはインデックス投資などの投資信託の方に軍配が上がるかと思います。
何事もバランスですね。
まとめ
REITは「不動産を小口で持てる投資信託」と考えると分かりやすいです。
少額から始められて配当が魅力的、そしてプロが運用してくれるという安心感もあります。
ただし、不動産市況や金利、
災害リスクなど注意すべき点もあるため、
万能ではありません。
投資の基本は「分散」です。
株式や債券と並んでREITを組み合わせることで、
資産をよりバランスよく育てることができます。
20代のうちから少しずつREITを取り入れることで、
将来の安定したキャッシュフローを築くきっかけになると思います。