
2024年から始まった「新NISA」。
非課税で投資ができるこの制度、すでにSNSでも人気ですよね。
そんなNISAが、2026年度にまた少し変わるかもしれません。
金融庁が出した「税制改正要望」によると、NISAをもっと使いやすく、
もっと多くの人が活用できるようにする方向で議論が進んでいます。
主な焦点は4つあります。
それは「若者」「高齢者」「商品拡充」「手続きのデジタル化」。
つまり、「もっと自由に、もっと簡単に」投資ができるようにするための改正です。
これからNISAを始めようとしている人も、すでに運用している人も、
これから変わるかもしれない内容について、チェックしていきましょう!!
未成年でも使える?「こどもNISA」構想
まず注目なのが、「こども支援NISA」。
これまでNISA口座を開けるのは18歳以上でしたが、
今後は未成年も対象になるかもしれません。
まだ年齢の下限は決まっていませんが、
「つみたて投資枠」を子ども名義で使えるようにする案が出ています。
これは、かつて存在した「ジュニアNISA」と似ていますが、より柔軟です。
ジュニアNISAでは18歳までお金を引き出せない制限がありましたが、
今回はそうした制約をなくす方向です。
生まれた時から積立投資をしておいて、子どもの成長に合わせたシーンにて、
積立運用したお金を都度使う事ができるようになります。
親が子どもの将来の教育資金や結婚資金を“投資で育てる”時代が来るかもしれません。
「お年玉をNISAで運用」なんて未来もあるかもしれませんね!
高齢者にも新しい選択肢「プラチナNISA」
もう一つの目玉は、「プラチナNISA」。
こちらはシニア世代向けに、“資産を増やす”から“資産を活かす”方向へ広げる構想です。
具体的には、これまで対象外だった「毎月分配型ファンド」
(毎月ちょっとずつ配当がもらえるタイプ)も対象になる可能性があります。
これは「年金のように少しずつ受け取りたい」というニーズに応える狙いです。
ただし、毎月分配型は基準価格が少なくなって、
タコ足配当(タコが自分の足を食べてしまうように、自分のお金を切り崩して配当してしまう事)のリスクがあります。
“投資というより消費”になってしまうリスクもあるため、今後の議論がカギを握ります。
投資の自由度アップ!新しい商品ラインナップへ
今の「つみたて投資枠」では、金融庁が厳選した低コストのインデックスファンドだけが対象です。
でも、2026年度の要望ではここが大きく変わるかもしれません。
たとえば、
・NYダウなど海外指数に連動するファンド
・REIT(不動産投資信託)
・暗号資産ETF
といった商品が追加される可能性があります。
投資の幅が広がれば、自分の興味やリスク許容度に合わせてポートフォリオを組みやすくなります。
特に個人的にはREITも取り扱い対応になるという事で、少し期待しています。
スイッチングが柔軟に!「非課税枠の復活」が早くなる
もう一つ、実は地味に嬉しいのがこの変更。
現行制度では、NISAで買った商品を売ると、
その分の非課税枠が「翌年」復活します。
つまり、年内に再投資したくても使えない。
そして、毎年の使用する非課税枠は全部で360万円と決まっているので、
実際は非課税枠を復活させるのは、
毎年360万円を積み立てた結果6年目以降になります。
これが、改正後は「同じ年のうちに再利用OK」になる方向で検討中です。
たとえば「利益が出たから一度売って、次の銘柄に乗り換えたい」という時に便利。
スイングやデイトレでも使えるようになるかもしれないので、
これまでよりスピーディーに資金を動かせるようになります。
投資を「積み立てるだけ」でなく、「運用しながら調整する」ことがしやすくなるわけです。
資産形成における柔軟性が格段に上がります。
ただし、インデックスで長期投資している株がいつでも動かせるようになってしまうので、
切り崩しには注意ですね!
デジタルで簡単に!住所確認などの手続きもスリム化
最後に、ちょっと地味だけど重要な改正。
現行では、金融機関が10年ごとなどに郵送で住所確認をする必要があります。
この手続き、かなり面倒でコストもかかるんです。
2026年度からは、マイナンバーとの紐づけでデジタル化し、手続きをオンラインで完結できるようにする方向です。
スマホひとつで確認できる時代、ようやくNISAもそこに追いついてきました。
おわりに:NISAは“長期・分散・積立”が基本
今回の改正要望は、若者の資産形成支援と高齢者の資産活用支援の両立を目指しています。
少子高齢化が進む日本にとって、NISAは“第二の社会保障”のような役割を持ちつつあります。
ただし、投資の選択肢が増えるほど、「選ぶ力」も問われる時代になっていくでしょう。
高リスクの商品や手数料の高いファンドに引っかからないよう、正しい知識を身につけることが大切です。
制度はどんどん進化していきますが、NISAの本質は変わりません。
「長期・分散・積立」——この3つを守っていれば、どんな改正が来ても怖くないはずです。