2026年2月28日、
アメリカとイスラエルがイランを攻撃しました。
イランもその攻撃に反撃するために、複数のミサイルがアメリカの軍事施設へ攻撃を行ったと発表があります。
イランの政情不安を狙ってアメリカが先制攻撃を加えたという形です。
イランをテロリスト国家と認定し、その脅威を未然に排除するために先制攻撃を加えたという状況。
政情不安が心配されています。
では、この状況で国際市場はどのように動くのでしょうか?
我々が資産を守るためにはどのような行動を取る必要があるのでしょうか?
まず、中東(特にイラン周辺)で戦闘が本格化すると、
株式市場はだいたい、「情報が足りないのが一番リスクになる」と考えます。
アメリカとイスラエルによるイラン攻撃が報じられ、
市場はリスク回避のために株を売って安全資産に寄せる動きを強めます。
具体的には金などの資産。
金は、人類最古の歴史から価値あるものとしてみなされてきました。
お金はハイパーインフレなどで無価値になる事がありますが、金は今までの歴史上、無価値になる事はありませんでした。
そして、その対象として株が売られるのですが、
株価がずっと下がるという事は限りません。
株価を動かすのは、戦争そのものよりも、戦争が引き起こす原油・金利・為替・企業利益が連鎖して反応します。
では、どのように変化していくのか、しっかり冷静に見ていきましょう!
短期は「原油」と「不確実性」で株が揺れやすい
まずは、中東で大規模な戦闘が起こった際、短期(数日から数週間)は、株式にとって嫌な材料が来ます。
1つは不確実性、そしてもう1つは原油です。
中東で戦闘が起こる=中東で石油が取れなくなる、石油の施設が攻撃の対象になる、中東の石油を安全に外に運べなくなる、などの理由から、
原油価格は上昇します。
また、石油は戦闘機や戦車、そのほか軍用車両にたくさん使われますので、
それら向けに供給されるので全体の供給量が少なくなります。
米国株はすでに下押しされていて、2月下旬の取引では主要指数が軒並み軟調でした。
この局面は、市場の人々はニュースを警戒している状態でした。
中期は「原油高→インフレ→金利」が株の天敵になる
次に中期で聞いてくるのは、エネルギー価格を通じたインフレ再燃です。
地政学リスクは供給不安を通じて、物の価格、特に原油が関係するものの価格が跳ねやすく、
不確実性もあってさらにインフレが加速します。
ここに、中央銀行や金利市場がどう織り込むかにより、市場の株価が変わります。
特に、米国株の分岐点は、戦闘の長期化、制裁の強化で原油高が定着、
「利下げが後ろ倒し」になるシナリオ。
金利が下がりにくい=グロース株ほど逆風になりがちです。
一方で、戦闘が限定的で原油価格が大きく崩れないシナリオなら、
あくまでショックは短期で終わり、
企業業績や景気の強さが戻ります。
前回、アメリカがイランの核施設へバンカーバスターを落として攻撃した時は、
数日内に戦闘と報復が終了し、元に戻りましたので、短期的な株価の下落はありましたが、
すぐに株価は元に戻りました。
では絶好調の日本株はどうなる?
日経平均が6万円台も見えてきた絶好調の日本株についてですが、
「米国連動+為替リスク+輸入エネルギー」のため、良くも悪くも振れ幅が出やすいです。
日本株は、米国株のムードを強く受けます。
日本はエネルギー輸入国なので、原油高は企業コストや家計の可処分所得にモロにダメージを受けます。
例えば発電。
日本は火力発電に頼って電気を作っています。
その火力発電の燃料は石油。それが日本に入ってこなくなると電気代が高くなる=全てにおいてコストが上がる、という風です。
ただし、一般的に地政学リスクが高まると、戦火を受けにくい円やスイスフランなどの安全資産に買いが入りやすいという性質があります。
そのため、プラス材料としては日本への資金流入から株価があがるかもしれませんが、長期化すると確実に日本へのコスト高のダメージが入りますので、下落すると見えます。
ここは良くも悪くも振れ幅があるという事ですね。
業種としては、エネルギー資源や防衛、商社などは硬くなりやすく、
航空・輸送・素材などは原油高に敏感になりがちです。
まとめ
結局のところ、この戦闘がどのように影響してくるのかは、月曜日にはいり市場が開くまでは誰もわかりません。
ただ、短期のリスク回避のため下がりやすいと予測されています。
私も短期的には下がると予想しています。
でも中期は原油供給がどのようになるか、インフレと金利の見通しがどのように変わるか、為替がどのように触れるかがわからないため、本当に未知数です。
しっかり恐怖のニュースに飲まれないために準備しながら、市場の動向をチェックしていくことが大事だと思います。
そして、過去このような戦争が起因する株価の下落は何度も経験してきましたが、
いずれは株価は元に戻る、なんなら当時の株価よりも株高を記録します。
そのために、あわてて狼狽売りをしないよう、特に積み立て投資をしている人は資金をキープしつつ、
下がったところをしっかりと多く買えるように、
ドルコスト平均法を忠実に守っていきましょう!
ちなみに私は先週末、メルカリで15万ほどまとまったお金が手に入ったので、
全額S&P500に充てようと思っていたのですが、
まだ下がると思っているので、いったん注文をキャンセル。
もう少し様子見しながら3万円か5万円ずつ、ナンピン買いをしようと思っています。
これが吉と出るか凶と出るかは全然分かりません!